
写真=搭載された医療物資
ANAは4月22日、日本の航空会社として初めて旅客機の客席への貨物の搭載を開始したと発表した。客室を貨物スペースとして活用することで、従来の床下の貨物室のみに搭載する場合と比較して、最大で約1.4倍の重量の貨物の輸送が可能になる。
今後は、引き続き上海発羽田行きの路線で客室を貨物スペースとして活用した輸送を継続し、需要動向を踏まえながら、
対象路線を拡大していく予定だ。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う各国の入国制限等により、世界的に旅客便が大幅に運休・減便しており、国際航空貨物の輸送スペースが不足している。 一方で、マスクや防護服、検査キットなどの医療関連物資の輸送の需要が高まっている。
※トラック情報社 物流新時代 提供※