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「最も事故が起きやすい高さは1メートル」

2021.03.18/カテゴリ:

荷台からの転落事故相次ぐ

高齢化、人手不足が背景

写真=転落は荷台への昇降時が最も多い リーフレットより

写真=今回作成したリーフレット

 

陸上貨物運送事業における労働災害による死傷者数は、荷役作業中の「墜落・転落」が最も多くなっていることから、このほど厚生労働省及び労働安全衛生総合研究所は、トラックの荷台への昇降時の転落を防ぐためのチェックポイントをまとめたリーフレットを作成した。

 

全日本トラック協会によると、「近年、荷台からの転落事故が相次いでいる背景には、ドライバーの高齢化や人手不足があると推測する。時間に追われているドライバーは注意力が低下したり、とっさの判断ができなかったりする。荷役作業中の事故について調査したことで、転落事故の実態が浮き彫りになったのでは」と話す。


トラック運送事業における労働災害は、荷役作業中に発生したものが全体の約7割を占める。特に「荷台からの転落」が多く、このうち「トラック荷台等への昇降時に発生したもの」が約4割を占めている。
その中でも、「荷台から降りるとき」が約3割を占めており、事故原因の把握および適正な対策が必要だ。


安全対策には特に力を入れているというエスエーグループ(大阪市)の坂中亮善社長は、「主な原因は、危険だという意識を持っていないことだと考える。人間は毎日、無意識のうちに約3万5000回もの決断をしているといわれる。歩くときにどちらの足を出すか、どの方向を見るかなど、意識していないときも決断を繰り返しており、

行動の99%以上がそれに該当する。


トラック荷台は高さが約1m。

高いと感じる人は少ないだろうが、実は1m前後の高さが最も事故が起きやすい。

なぜなら、高さ5mや10mでの作業時と比較して、危険な作業をしている意識が薄いからだ。

明らかに高い場所では、ヘルメット・命綱・安全靴などを装着して作業する。

 


それに比べて、1m前後のトラック荷台での作業時に、毎回ヘルメットをしている人は少ない。

打ちどころが悪ければ大きなケガや死に至るので、弊社では徹底して指導している。幸いにも自社で事故が起きていないだけで、いつ・誰がトラック荷台から転落してもおかしくない」と話す。

 

 

 

 

 

 

 

 

※トラック情報社 物流新時代 提供※