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バック事故  輸配送中事故の2割占める

2021.04.06/カテゴリ:

ヒューマンエラーセミナー

「前から入庫よりバックで入庫を」

写真=磯部要氏

 

大阪府トラック協会は、ヒューマンエラー防止セミナーを開催し、東京海上日動リスクコンサルティングの主任研究員、磯部要氏が、ヒューマンエラーによる事故防止に向けた対策などについて説明を行った。


磯部氏は、ヒューマンエラーには、ドライバーがその行為に伴う危険を認識しながら「意図的に行う違反」と、

錯覚等により意図せず行ってしまう「うっかりミス」の二種類があると説明。

 

「意図的に行う違反」の例として、「信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車の割合」を示したが、全国のドライバー1万251人のうち、一時停止したのは867人。つまり、ルールを順守したのは8・5%だけだった。
こうした意識を正すには、ドライバーにルールを守る必要性を理解してもらった上で、各々の会社で規則を定め、取り組んでいく必要があるとした。


また、「うっかりミス」が生じる原因としては「慣れ」を挙げた。

磯部氏は、「仕事に慣れてくると、何も考えなくても体が勝手に動いてくれる。しかしそれは注意をしていないのと同じ」と指摘。「慣れ」による事故を防ぐポイントとしては、「注意する目標を指差すなどの確認行動を徹底する」など指差呼称の実施を呼び掛けた。
「うっかりミス」による事故の代表格としては「駐車場でのバック事故」を挙げたが、バック事故は、初心者から熟練ドライバーまで発生し、輸配送中の交通事故の約2割を占める。


磯部氏は、「前から入庫してバックで出庫する行為は、バックで入庫する時に比べて大事故になりやすい」と、特段の指示がない限り、バックで入庫することを勧めた。


また、駐車場バック時の安全確認の習慣として、「バックギアを入れる前の安全確認」と、「駐車スペース半分での一時停止」が特に重要だと強調。バックギアを入れる前の安全確認については、「慣れるほど確認が省略される傾向があり、『確認→操作』の順番を意識付けることが大切」とした。
最後に、「ドライバーの習慣を変えるには強い意識付けが必要。

会社は一度に多くのことを指摘するのではなく、行動一つ一つに根気強く指導することが求められる」と話した。


 

 

 

 


※トラック情報社 物流新時代 提供※