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雪道走行に欠かせないスコップ

2021.02.25/カテゴリ:

関越道立ち往生 一酸化炭素中毒の危険 

エコノミー症候群対策には水

写真=関越道下りで動けなくなったトラック NEXCO東日本提供

 

昨年、12月16日から18日にかけて、今季最強の寒気が上空に流れ込んだ影響で、日本海側を中心に大雪となり、新潟・群馬両県の関越自動車道で、最大約2100台の車が立ち往生し、解消までに約52時間を要した。NEXCO東日本は今回、大雪特別警報などが発令されてなかったことから、通行止めの措置を取らなかったが、地球温暖化で異常気象が頻発する昨今、今回のような突然の大雪には注意が必要だ。

大型トラックのスタック相次いだ
 
予期せぬ突然の大雪。雪道を走るトラックドライバーは、どのような対策を取ればよいのか。
トラックドライバーは、大雪でも走らなければいけないことがある。天気予報で大雪の注意報や警報が出たとき、走る道の状況を事前に確認・把握しておく必要がある。

 

北陸雪害対策技術センターが運営するホームページ「おしえて!雪ナビ」では、ライブカメラ画像や気温・積雪情報など、全国の雪道を走行する際に役立つ情報を閲覧できる。
 

また、近年はSNSのツイッターでタイムリーな情報を発信しているトラックドライバーもいる。ドライバー同士で情報交換などができるため、重宝されている。
今回の立ち往生では、大型トラックのスタック(空回り)が相次いだことも指摘されているが、気象・道路状況により、早期にスタッドレスタイヤ及びタイヤチェーンの装着は必要だ。

溝があってもゴムが硬くなると使えない

トラックタイヤ専門店によると、タイヤの溝の中にある突起物が露出する前に買い換えるべきだと話す。
溝があってもゴムが硬くなると使えないため、こまめな点検を呼び掛ける。毎年雪道を走るトラックドライバーは、「冬用タイヤでも、経年劣化が原因で雪にはまり、スタックをする可能性がある。このため、1年はいて取り替えている」と話す。
また、「タイヤがスリップしたり雪にはまったりしたら、ゆっくりと車両を前後に動かしてタイヤ周辺の雪を踏み固める。道路脇に砂箱があれば、駆動輪の外周にこの砂を振りかける」とアドバイスする。
立ち往生に備え、トラックに常備できるものは置いておきたい。
立ち往生の際に車内で待ち続けていると、一酸化炭素中毒で死亡する可能性がある。雪がマフラーの排気口を塞ぐことで排気ガスが逆流し、車内に一酸化炭素が充満するためだ。


一酸化炭素は無味無臭である。頭痛やめまいなどの症状が出るが、重症化するまで気づきにくい。このため、定期的に外に出て、クルマの後部に積もった雪を除雪するためのスコップは必需品だ。
また、車などの狭い空間に長時間座っている状態を続けていると、血行不良が起こり血液が固まる「エコノミークラス症候群」に陥りやすい。ストレッチや簡単な体操で手足を動かすことが予防対策になるが、同じ姿勢をしなければいいというわけではない。水分不足の状態で狭い場所にいると、血液がドロドロ状態になり、血液が固まり、エコノミークラス症候群になりやすくなる。
1日の必要量は成人で約2.5ℓ。車内には2リットルの水を最低3本用意し、こまめに水分補給をする必要がある。トイレが近くなるからといって、水分を控えてはいけない。
今回、新潟県で荷物をおろし、トレーラーで関東に戻る予定だったドライバーは、6リットルの水を持っており、40時間かけて、少しずつ飲んだという。

 

出発前には燃料とウォッシャー液を満タンに新潟県の運送会社に勤務するトラックドライバーは、「雪国は渋滞や通行止めになりやすい。また、夏よりも燃費が悪くなる。燃料不足だと立ち往生した際に何もできなくなるため、出発前には燃料とウォッシャー液を満タンにしている」と話す。
このほか、乾パンなどの非常食、ウイダーinゼリーやカロリーメイト、毛布、カイロ、軍手、簡易トイレ、長靴などが役に立つようだ。

 

 

 

 

 

 

 


※トラック情報社 物流新時代 提供※

 


 

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