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エアーバッグ使った新たな輸送技術

2019.08.30/カテゴリ:

郵船ロジスティクス

「手間が楽で、作業時間も短縮」

 


写真=新輸送技術を使った斜め段積み

写真=新輸送技術を使ったコンテナ内の様子

 


海上輸送中の積み付けは非常に重要だ。郵船ロジスティクス㈱(東京都港区)は海上コンテナ輸送でエアーバッグと発泡スチロールを使った輸送技術の特許を取得した。 


コンテナの内壁や荷物の形状を合わせてカットした発泡スチロールとエアーバッグを活用。2つの発泡スチロールでエアーバッグを挟んで1セットとし、コンテナ内の荷物を固定する。


木材、ラッシングベルト、帯鉄を使用してコンテナ内での荷崩れを防ぐのが一般的だが、人手が掛かる上、作業者の熟練度によって荷積みにバラつきがあるという問題がある。


木材を使わないことで、振動・衝撃に強い輸送サービスの提供が期待できる。荷物を固定する際はエアーバッグを膨らませ、荷下ろしをする際はエアーバッグの空気を抜けば取り出せる。コンテナ内で荷物が内壁と接触して起きる商品事故も防ぐこともできる。


並列できない大きさの貨物も、荷物の積み方を斜め段積みにし、貨物形状に合った発泡スチロールとエアーバッグを使用する。


この新輸送技術は、鉄鋼製品を始めとする重量物を海上コンテナに詰め込む際に使用されている。


同社広報課は「実際に利用した作業員からの評判も良く、『手間が楽で、作業時間も短縮できた』という声を頂いている。

いずれはエアーバッグと発泡スチロールをセットにしたものの販売を検討したい」と話す。

問い合わせは☎03-6703-8111

 

 

※トラック情報社 物流新時代 提供※