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貨物列車から入替まで幅広く…JR貨物、新型機関車「DD200形」公開

2018.10.17/カテゴリ:

JR貨物は7月5日、新型ディーゼル機関車「DD200形」の試作機(DD200-901)を新鶴見機関区(川崎市幸区)で報道陣に公開した。本年度はDD200-901を使用した走行試験を行い、将来の量産化を目指す。


DD200形は、非電化区間での貨物列車けん引から駅構内での入替作業まで、幅広い用途に対応した新型ディーゼル機関車。国鉄時代に開発されたDE10・11形ディーゼル機関車の老朽化対策として計画され、6月下旬に川崎重工業の兵庫工場でDD200-901が完成した。


DE10・11形の車軸数は2軸台車と3軸台車を組み合わせた5軸だが、「特殊な構造の3軸台車を製作するのが難しい」(中川哲朗・鉄道ロジスティクス本部車両部担当部長)ため、DD200形は1軸減らして2軸台車二つの4軸を採用した。


一方、2012年から本格的な導入が始まった入替作業用のHD300形機関車は、電気式と蓄電池式を兼ね備えたハイブリッド式を採用しているが、蓄電池を搭載すると重量が増えることから、DD200形では電気式を採用した。


これにより、運転整備重量はDE10形より6.2t少ない58.8tに。1軸あたりの重量(軸重)の増加も低く抑え、DE10形でないと入線できない線区への入線も可能にしたという。運転最高速度はDE10形に比べ25km/h速い110km/h、設計最高速度は120km/hとした。


JR貨物は今後、東京エリアと仙台エリアでDD200-901を使った試験走行を本年度中に実施。将来の量産化に向けた検討を進める方針だ。


■JR旅客会社のDE10形もDD200形に更新か?


JR各社は現在、列車のけん引から入替作業まで幅広く使用できるディーゼル機関車として、国鉄時代に導入されたDE10形を保有。DE10形をベースに入替専用機として開発されたDE11形や、除雪作業に対応したDE15形も保有している。しかし、DE10・11・15形は最も新しい車両でも製造から40年近くが経過。今後はDD200形を開発したJR貨物だけでなく、JR旅客各社も老朽化したDE10・11・15形に代わる新型ディーゼル機関車の導入を迫られることになるとみられる。


JR旅客各社は1987年の発足後、電車や気動車など自走できる旅客車については各社が独自に開発した新型車両の導入を進めてきたが、機関車を新たに導入した実績はほとんどない。JR東日本が寝台特急けん引用として導入したEF510形電気機関車500番台や、クルーズトレイン『ななつ星in九州』をけん引するJR九州のDF200形ディーゼル機関車7000番台は、JR貨物のEF510形やDF200形をマイナーチェンジする形で導入されている。


こうしたことから、JR旅客各社はDE10・11・15形の置換え用として独自に新型機関車を開発するのではなく、DD200形ベースのディーゼル機関車を導入する可能性もありそうだ。JR貨物の濱田喜一・鉄道ロジスティクス本部車両部長は「JR旅客各社からDD200形を導入したいという話は来ていない。実際にそのような話があれば、同じ鉄道事業者として協力させていただく」などと話した。

 

 

 

 


※Twitterより引用※

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