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女性ばかりのダンプ会社 

2020.04.06/カテゴリ:

ハートフル 現在19名に

「作業現場の雰囲気良くなった!」


写真=朝礼風景

写真=ダンプを運転する女性従業員

写真=代表取締役常務・渡辺真由美氏.JPG

 

福井県にドライバーを含めて全員が女性のダンプカーの運送会社㈱ハートフル(福井市)がある。親会社は北陸トラック運送(水島正芳社長、福井市)で同社の会長・水島正隆氏が立ち上げた会社で、2015年9月に創業した。その女性ばかりのダンプ会社の長所短所などを同社代表取締役常務・渡辺真由美氏に聞いた。

 

 

女性の働く場とドライバー不足を一挙解決した――
 「発足時には5名の女性ドライバーでしたが現在では19名になりました。
ドライバー不足は、どの運送会社でも深刻な問題です。また、女性の働く場不足も問題です。その両方を一気に解決できる方法として女性ばかりのダンプ会社を考えました。福井では新幹線のトンネル工事などでダンプ運送の需要はあるのにドライバーは不足しています。ダンプは平ボディーやウイング車とは異なり、荷物の積み降ろしはなく、レバーひとつで積み降ろしが完了します。
また、近年は扱いやすいオートマ車があるので女性でも運転できます。もちろん工事関係車両ですので、周りは完全に男社会の世界でした。ところが最近は『土木女子』(通称:ドボジョ)などが登場し、環境も雰囲気もかなり改善されてきました」

 

女性ドライバーのメリットはーー
「女性ドライバーのメリットはきめ細かなことに気遣いができることです。ダンプは基本的には工事関係車両ですので、近隣住民や走行道路で威圧感を与えないことも大切で、車両がピンクでドライバーが女性だとそのイメージは良いようです。 
また、作業現場の雰囲気が良くなったという声も聞きます。この『イメージが良い』ということでハートフルを指名してくれる業者さんもいらっしゃいます」

 

女性ドライバーのデメリットはーー
 「とくに女性ドライバーのデメリットは感じませんが、社員全員の協力は必要です。実際に現場には午前8時に行かなければなりませんが、保育所の送り・迎えなどで都合がつかない場合は社員全員でシフトを考えます。また、一人前になるのに3年位必要だと考えますが女性で給料が良いというだけでは続きません。弊社は全員が女性ですので困ったことがあっても自分のこととしてみんなが協力できる会社だと思っています。そこが弊社の強みです」


 ※  ※  ※
国土交通省によると、現在、トラックドライバーに占める女性比率はわずか2・4%(約2万人)にとどまっているのが現状であるが、実は大型免許を保有する女性は全国に13万4000人以上にのぼっており、ドライバーを職業の選択肢として考える女性は潜在的には一定程度見込めると考えられる。
女性を雇うことについての経営者の意識改革や女性が働きやすい労働環境の整備、業界イメージの改善が喫緊の課題となっている。

 

 

 

※トラック情報社 物流新時代 提供※