「自動運転の現状と課題を学ぶ」セミナー
国交省の加隈専門官が説明

写真=セミナー風景

写真=UDトラックス、日本通運、ホクレンが一部公道を使用した大型トラックによるレベル4技術の自動運転実証実験

写真=三菱ふそうのレベル2自動運転機能搭載したスーパーグレート
慢性的なドライバー不足の運送業界、高齢者が多い山間部での路線バス運行など、自動運転技術の実用化が多くの課題を解決すると期待が高まっている。大阪産業創造館で「完全自動運転はいつから?自動運転の現状と課題を学ぶ」と題したセミナーが行われ、国土交通省自動車局の加隈大介専門官が説明を行った。
加隈氏は、「自動運転の意義としては、まず事故の原因は運転者の違反が起因なので、交通事故、特に死亡事故の発生を減らすこと。次に特に地方に多いが、高齢者の移動支援に自動運転は有意義。また、交通渋滞の解消・緩和にも役立つ。現在、トラックドライバーの4割以上が50歳以上。このドライバー不足と少子高齢化問題も解決できる」と話した。
現在自動運転は5レベルに分けられている。
レベル1は、運転支援 システムが前後・左右のいずれかの車両制御行う。
例としては自動ブレーキ。
レベル2は、高度な運転支援システムが前後及び左右の車両制御を行う。
例えば、高速道路において、
①車線を維持しながら前の車について走る、
②遅い車がいればウインカーなどの操作により自動で追い越す、
③高速道路の分合流を自動で行う。
※トラック情報社 物流新時代 提供※