RealTime

物流ニュース

ここでしか見れない独自記事満載。リアルタイムの物流ニュースをお届け。

物流ニュース

AD

広告掲載スペース

広告掲載スペース

いつになる ドライバーのワクチン接種

2021.07.15/カテゴリ:

国交相「職種で差をつけるのは困難」アメリカのドライバー4月から接種へ

高齢ドライバーへの接種求める声も

 

新型コロナウイルスワクチンの国内での接種が2月17日から始まっている。3月中旬には医療従事者らの優先接種が始まる。一般向け接種は4月からで、65歳以上の高齢者、基礎疾患のある人、高齢者施設などの従事者の順で対象を広げていく。このような中、エッセンシャルワーカー(生活を営む上で欠かせない労働者)であるトラックドライバーへのワクチン優先接種の要望は強い。

 

全ト協 ドライバーの優先接種を要望
全日本トラック協会の坂本克己会長、日本バス協会の三澤憲一会長、全国ハイヤー・タクシー連合会の川鍋一朗会長のバス・タクシー・トラック業界の3トップは1月22日、国土交通省を訪問し、「新型コロナウイルスワクチンの運転者への優先接種」を要望した。
これに対し、赤羽一嘉国交相は、職種で差をつけるのは困難との見解を示した。
厚生労働省がワクチンの優先接種順位などに関して実施したパブリックコメント(昨年12月24日から今年1月12日にかけて実施)では、交通・物流インフラなどのエッセンシャル・ワーカーや医療従事者の家族などを接種順位の上位に位置付けることを求める意見が470件寄せられている。
同省は、死亡者や重症者を極力減らし、接種体制の円滑化や簡素化の観点から「業務や業種による順位付けはしない」と回答した。
全日本運輸産業労働組合連合会(運輸労連)は昨年11月、「新型コロナウイルス感染症等に関するトラック運輸産業からの要請書」を赤羽国交相に提出。その中で特定の医療従事者や高齢者、基礎疾患を有する者を優先すべきであることに一定の理解はするものの、すべてのエッセンシャル・ワーカーが早急に接種できるよう求めた。

 

アメリカでは4月から接種可能の見通し
 海外ではトラックドライバーへの接種を優先する動きがある。
米国トラック協会は4月にもトラックドライバーのワクチン接種が可能になるとの見通しを示している。トラックステーションにワクチン接種会場を設けるために関係者との連携を強化する。
このほか、Uberは全米50州の知事に配達員へのワクチンの優先接種を要望している。
このように、業界団体が中心となってトラックドライバーへの優先接種を要請しているが、実際、中小の運送事業者でも声を聞いたが要望は強いことがうかがえる。
愛知県のA社の社長は、「一刻も早く、ドライバーや倉庫作業員にワクチンを接種してほしい。病院に薬や医療機器を運ぶのも、スーパーに食品を運ぶのもドライバー。物流が止まると医療や経済が回らなくなり、いつまで経っても終息しない」と話す。
東京都のB社の社長は、「ドライバーの高齢化により60歳以上でも最前線で働いているのが運送業の特徴。その人たちが感染すると、平均年齢の高い会社は命取りになりかねない。高齢化と人手不足が深刻な業界だからこそ、優先して接種すべき」と強調する。

 

ドライバーは睡眠不足で免疫落ちている
 埼玉県のC社の社長は、「ドライバーは睡眠不足になりやすいため、疲労が溜まって免疫力が落ちている人も多い。感染したら回復に時間がかかるのではないか。希望者から優先して接種させてほしい」と話す。
 大阪府のD社の社長は、「職業に関係なく若者を優先して接種すべき。感染拡大を抑制する目的でワクチン接種するなら、高齢者よりも若者を優先して接種した方が感染拡大を抑えられる。若者を中心に行動範囲の広い人が感染拡大の原因とされているが、それなら若者を優先して接種すべきだ。若者の感染を抑えられれば高齢者の感染が減り、

病院も患者が減って医療崩壊を防げるのではないか。高齢者に接種している間に若者の感染が広がれば本末転倒」と話す。


 優先接種を希望するドライバーからは、「高齢ドライバーに移すのが怖いから早く打ってほしい」、「特に個人宅へ配送するドライバーは優先してほしい」、「テレワークが不可能な職業から優先すべき」、「感染して収入が減ったら生活できないから早く打ちたい」といった声が上がる一方で、「1人で過ごす時間が長いので優先されなくてよい」、「ワクチンを打ったから大丈夫だと思われ、体調が悪くても会社から無理を強いられそう」といった声も聞かれた(SNSより)。

 

 

 

 

 

※トラック情報社 物流新時代 提供※