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センコー 「物流バス」を運行 300台が荷物量にあわせたスペースを提供

2021.09.21/カテゴリ:

九州~本州の長距離輸送の新サービス

 

総合物流企業のセンコーは、20tのウイングシャーシを使用し、荷物の量にあわせてスペースを販売する「物流バス」のサービスを開始した。事前に予約すれば路線バスのように利用できる新たな長距離輸送サービスで、4月から九州~本州間で本格運行している。 
利用する20トンのウイングシャーシの長さは約12・5メートル。これを次のようにスペースで販売する。
例えば、A社は1メートル、B社は2メートル、C社は4メートル、D社は5メートルとすると、合計12メートルになる。運賃は、スペースと距離をもとに算出する。


「バス」は始発終着場所のほかに、「停留所」として荷物積み替え場所(港など)でも荷物の積み下ろしが可能。複数の顧客の荷物が色々な場所で積み降ろしでき、路線バスのように利用できる。
 また、小口、中ロット、異形物、重量物など、スペース内に収まるものなら何でも積むことができる。
さらに、このような「乗合いバス」に加え、貸し切り便の「貸切バス」、リードタイム優先の「エクスプレスバス」、料金優先の「エコノミーバス」、船や鉄道を利用した環境優先の「エコバス」など、顧客のニーズに応じた物流バスをそろえる。
この取り組みの背景には、ドライバー不足や働き方改革による残業規制などがある。特に九州~本州のような片道600キロを超える長距離輸送において、安定的なサービスの提供が難しくなっている。


定時のバス運行実現のためには、物量、車両、配送拠点の確保が必要。センコーは、グループで保有する約300台のシャーシで物流バスを支える。荷物と輸送の情報を一元管理する「集中配車センター」を関東、関西、九州地区に開設し、物流バスの物量確保と効率的な運行を図る。
同社の広報担当者は、「近年はドライバー不足や働き方改革により長距離輸送が難しく、顧客のニーズに応えられないことが課題となっている。物流バスのメリットは、2トンや4トンのトラックを使うほどの荷物ではないが、運びたいものがあるときに、スペースを購入すると運べるようになること。荷物を積むのに必要なスペースだけを購入してもらうため、自社トラックの積載率の低下を防ぐこともできる」と話す。
なお、物流バスは一般のトラック運送事業者も利用できる。
同社は今後、この仕組みをプラットフォームとして広く業界に展開し、運輸業界が抱える課題解決に貢献していく考えだ。

 

 

 

 

 

 

※トラック情報社 物流新時代 提供※