RealTime

物流ニュース

ここでしか見れない独自記事満載。リアルタイムの物流ニュースをお届け。

物流ニュース

AD

広告掲載スペース

広告掲載スペース

国交省 「ロボット点呼」検討へ

2021.12.14/カテゴリ:

今年度中「乗務前」2年後「乗務後」の方向

長時間労働の解決策として

写真=日貨協連では「AIロボット点呼機器」の取扱を2019年6月17日より開始(日貨協連ホームページより)

 

国土交通省がトラックやバス、タクシー事業者に義務付けている運転手に対する点呼を自動化し、今年度中にAI自動ロボット機器の認証制度を検討していることがわかった。まず、終業前点呼から認められ、2年ほど状況課題等をあぶりだしながら、その後、始業前点呼にも認定されてくというもの。


運送事業では原則として、トラックの乗務前と乗務終了後に、運行管理者がドライバーに対して対面で点呼を行わなければならない。点呼では、アルコールチェック、疾病(しっぺい)、疲労、睡眠不足など、安全な運転ができる状態であるかを確認する必要がある。
 国土交通省は現在、トラックやバス、タクシー事業者に義務付けている点呼について、ロボットを使って自動化できるよう検討している。人と人が対面しないことで労働時間を減らすとともに、感染症対策につなげる考えだ。また、ロボット点呼では、人的ミスが減ることで点呼の確実性が向上することを見込んでいる。


 現在、トラックドライバーだけでなく、運行管理者の長時間労働も問題視されている。ロボット点呼が認められることで、トラックドライバーと運行管理者、双方の負担を軽減できると期待される。


 現行法上(貨物自動車運送事業輸送安全規則)、ロボットが点呼の補助(サポート)を行うことは認められているが、運行管理者に代わって点呼業務のすべてを担うことは認められていない。あくまでも、運行管理者の補助をする役割としての活用が認められている。
ロボットによる点呼については、運用ルールを策定し、今年度中に「乗務後の点呼」に導入し、その2年後を目途に、健康状態の確認が必要となる「乗務前の点呼」にも導入できるよう、安全性や正確性を検証する。


 国土交通省自動車局安全政策課の担当者は、「現在、トラックドライバーの長時間労働だけでなく、点呼などを行う運行管理者の負担の増加や長時間労働が問題となっている。その解決策として、国土交通省ではロボットやIT機器を用いた点呼の実施を検討している。ロボットが人に代わって対面点呼と同等以上の正確で安全な点呼ができると確認されたら、ロボット点呼を認めていく考えだ」と話す。
 ㈱ナブアシスト(群馬県前橋市)が扱う


卓上型小型ロボット点呼支援システム「T enko de unibo(以下、ユニボ)」は、運行管理者が行う点呼業務を支援するが、運転前に、①アルコールチェック②免許証チェック③本人確認④体調管理⑤運行指示・伝達、の一連の流れをドライバーに話しかけながら行う。
点呼が終了すると、キーボックスが開錠されて車両の鍵を受け渡す。点呼記録も自動で作成され、運行管理者に報告を行う。また、離れた営業所での点呼状況を、本社でリアルタイムに把握して管理できる。
もし点呼時に何らかの異常が発生した場合、運行管理者が管理する端末へとすぐに通知が届く。

 

 

 

 

 

※トラック情報社 物流新時代 提供※