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「しない」「させない」から「できない」へ!

2021.12.17/カテゴリ:

インターロックの義務化訴え Futajima Logi 
千葉県八街市のトラック飲酒事故うけ

写真=Futajima Logiトラック内のインターロック設備

写真=「飲酒運転は根絶しなければ」と訴える田上社長

 

6月28日午後、千葉県八街市(やちまたし)の市道で、下校途中の小学生の列にトラックが突っ込み、2人が死亡した事故は運送業界にも衝撃を与えた。警察は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いでトラックを運転していた男(60)を現行犯逮捕したが、容疑者からは呼気検査で基準値を超えるアルコールが検出された。
 この事故報道を受け、㈱Futajima Logi(大阪市住之江区)の田上圭一社長が飲酒運転の根絶に、アルコールインターロック装置の設置を呼び掛ける。


 アルコールインターロックは、ドライバーの呼気中のアルコール濃度を計測し、規定値を超える場合にはエンジンが始動できないようにする装置。飲酒運転を物理的に防ぐことができるが、運送会社で導入企業は少ない。
同社では、今から13年前に車中泊の従業員が荷卸し先でアルコール検知器に反応したことから、効果的な飲酒防止を模索。その後、新車導入時にはインターロック機能付きの車を購入している。現在、トレーラー4台、大型1台、4トン車2台、2トン車1台の計8台のトラックにインターロックを設置している。


 マウスピースをハンディユニットの吹き込み口に挿入し、呼気を吹きかける。これは通常の点呼で使用されるアルコールチェッカーと変わりない。その後すぐに判定が完了し、エンジンがかけられるようになる。


 田上社長は「教育や管理だけでは、運転手個人の間違いを抑制しきることはできない。しないさせないだけではなく、できなくしてしまうことで、めいていし、判断能力を失ったドライバーを守り、それによって起こる事故を防ぐことができる。確実に事故が起こる要因を潰すことができるインターロックを、最低限の安全基準として義務化できるように、国全体で補助金や支援を行えるよう考えてもらいたい。八街のような事故は二度と繰り返してはならない」と述べる。


 今回の事故は自家用トラックが事故を起こしたが、営業用トラックによる飲酒事故は依然として後を絶たない。
2020年中に発生した事業用自動車の交通事故件数(国土交通省調べ)によると、飲酒運転による営業用トラックによる交通事故は、2020年は36件発生している。

 

 

 

 

 

 

※トラック情報社 物流新時代 提供※