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新卒女性3名が「塗装女子」として活躍♪♪

2018.10.10/カテゴリ:

*異業種探訪*

 

*仕事の価値観共有がカギ*

 

*女性専用の作業着にも工夫*

写真=実松社長(左から2番目)、宮脇専務(左から3番目)と社員


㈱マツミ(実松大輔社長,大阪府茨木市)は、外壁塗装、屋根塗装などを手掛ける。塗装業は男性中心の業界であるが、昨年と今年、新卒の女性3名が「塗装女子」として入社し現場で働いている。

 

『現場で働きたい』という女性が出てきた。 

 

宮脇美樹専務は、平成23年にパート社員として入社。戸建て住宅、マンションの外装塗装事業の新規開拓が認められ、現在は専務として社長の片腕的な存在になっている。


新卒女性採用について宮脇専務は「塗装の現場仕事に女性が来ることは無いと思っていたが、実は新卒採用の就職説明会で『現場で働きたい』という女性が出てきた。しかし採用したがすぐ辞めて行った」と話す。


どうしたら良いのか悩み、定着させるベースを考え3年かけてベースを創ったという。それはスキルや机上の知識だけではダメで、会社や仕事の価値観共有や人間力向上の仕組み、声掛けなどコミュニケーションの仕組みが求められるもの。育てるベースが出来てから、ようやく現場女子として昨年1人、今年2人採用できたという。


同社は技術力と人間力の2本柱で学ぶ社風作りを行っている。
技術力では、養生シートの使い方や塗装のやり方を他社よりも厳しい社内基準を作って「見える化」している。 


社内講習や社内試験を行って、社員の目指す方向が見えるようにしている。
また、塗装技能士などの国家資格を取得させる環境も整え、自分の成長や自信にもつなげている。

写真=現場で働くマツミの「塗装女子」

 


写真=社内のコミュニケーションを高めるための「マツミ会」

 

「何のために仕事をしているのか」


人間力を養うのにはプレゼンを活用している。


会議で聞いたことを1分間、3分間、5分間とプレゼンをさせることで、考える力を養うことや日頃の行動から知識として知っているか、それを理解しているか、それを行動としてやっているかを確認しあっている。


特に同社が大事にしているのは「何のために仕事をしているのか、という価値観」だという。

宮脇専務は「私たちはお金のためだけでなく『人に役立つことをしている』『人が困っていることを解決する』ことでお客様から対価を頂いているという価値観を共有し、誇りを持って仕事をすることで社員は楽しく仕事を行うことができている」と話す。


女性の現場社員は、仕事で対価が得られるスキルを身に付けた上で生活基盤となる仕事を確立するためのキャリアアップ制度が設けられている。


まず3年間は現場で働いて、職人さんと一緒になって仕事を行い、創り上げる喜びや現場や職人さんの苦労や感謝の気持ちを知ってもらうようにしている。 


次に、個人の特性に合わせて現場を継続するか、管理部門で働いてもらうか、それとも営業が良いのかを探り、確認し合いながらその子にあった仕事を探すことにしている。

 
5年を過ぎるとリーダーとなって、後輩を育成する立場になる。

 


写真=新卒社員に好評なグレーと紺地の作業服

 

好評な女性専用の作業着

 

女性のモチベーションアップに役立っているのが、女性専用の作業着だ。

男性はグレーだが、女性はグレーと紺地で、紺地はピンクのラインをあしらい、体にフィットするようになっている。就活活動で着て行くと「私も着たい」という就活女子もおり好評だという。


宮脇専務は新卒女子について「測量機器を使った仕事の方が楽で良いと思ったが、女の子達は暑くてきついが塗装の方が楽しいと言っており、創り上げる喜びを感じてくれている。

現在、全従業員22名中、女子が6名で内3名が現場で働いている。

来年も採用する予定で将来的に『塗装女子』を10人、20人と増やしていきたい」と話している。

 

 

 

 

 

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