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発泡スチロールの代替えを実現

2023.08.08/カテゴリ:

発泡スチロールの代替えを実現

保冷段ボール

保冷段ボール

保冷段ボールの仕組み

 

段ボールの製造販売を行う山下印刷紙器㈱(兵庫県尼崎市)では、「保冷段ボール」を取り扱っている。保冷段ボールは断熱性と撥水性に優れ、発泡スチロールの代替となり、リサイクル可能。脱プラスチック化が図れ、環境にやさしいのが特徴。

保冷段ボールは2種類あり、「冷凍タイプ」は二層構造で外部と内部にそれぞれ湿気を通さない特殊コートが施され、ケース内の冷気温度を保持。「冷凍チルド対応タイプ」は、内部に撥水性を強化するための特殊コートが施されている。

商品化のきっかけはコロナ禍に一般消費者が食品のお取り寄せや宅配を多用するようになったが、「発泡スチロールの処分に困る、捨て方が分からない、エコではない」といった声を聞いたことからだ。 

保冷段ボールの場合、倉庫内保管スペースの削減にもつながる。

営業の八嶋氏は、「こんにゃく販売元のお客さんが、北陸や東北等の寒冷地へ商品を発送すると、こんにゃくが凍ってダメになってしまうという事態があった。そのためチルド車を利用していたのを保冷段ボールに入れて通常便で出せるようになったと聞いた。保冷段ボールは、極寒の外気の影響を受けにくいという側面もある」と話している。

 

 

 

※トラック情報社 物流新時代 提供※