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230万円の見積もり!

2019.08.09/カテゴリ:

引越難民問題 今年はさらに拍車

写真=イー・ロジット角井氏 「利用者は引越時期をずらすしかない!」

 


昨年あたりから「引越難民問題」がクローズアップされているが、今年の春の引越シーズンは、昨年よりさらに厳しくなったようだ。物流コンサルタント会社、㈱イー・ロジットの角井亮一代表は、「今年は、3LDKのファミリー引越で、230万円という見積もりが出た」と話し、あり得ない引越料金が引越業者側から提示されたケースがあったという。
角井代表は、「引越大手ヤマト運輸の事業改善命令に伴う引越停止やレオパレスの施工不良に伴う引越問題など引越を行う環境は今年は特に厳しくなっているが、やはり、『宅配クライシス』以降の宅配ドライバーの獲得合戦の中、引越荷物の運搬が辛くなってきた高齢ドライバーが、宅配ドライバーに転身しており、元々の引越人員が足りていないことが大きな要因」と説明する。


230万円の見積もり料金については、「これは『お断り価格』。引越をやっている以上、
事業者は受けないといけないが、断れない。それでもここまで料金を上げないと、応じてくるお客さんがいるということ」とそれだけ引越需要がひっ迫していることを表しているという。


当分の間、引越シーズンの需給ひっ迫は続く、と角井氏は見る。
 

 

引越を利用する者の引越対策としては、「やはり集中している時期を避けること。ファミリーでは、引越繁忙期が落ち着くまでお父さんだけ先に移転先に移ってホテル住まいをしたり、子供に越境通学させたり、トランクルームに家具などの荷物を一時的に保管したりして、引越時期をずらすこと」と説明。

 


個人の引越では、「今はシェアリングの時代。小さい荷物は宅配便で送ってしまい、大きい家財は売ってしまう。引越家具付の部屋に移動したり、家具は現地でレンタルする、中古品を購入するなどシェアリングを現地で活用するのも手」と話している。 


引越会社については、「IT化を図り、営業マンにかかる固定比を下げる。

1日に回れる件数を効率化するため、例えば近隣の同じ大学生など1人暮らしに特化した引越を行う。

大きいマンションなど大きい引越案件の一括受注をせずに、分割受注していくなどの対策が求められる」

とアドバイスする。


 


※トラック情報社 物流新時代 提供※